退職から残業代請求までの流れ
こんにちは、元社畜パン屋店長です。
このブログをみて「パン屋の残業代請求キター」と思ってくれた同業者が居たら幸いです。
このブログをやろう!と思ったのも自分が残業代請求をすると思ってから調べに調べたけど、パン屋の残業代請求ネタがヒットしなかったからです。
そもそも過酷な労働環境のパン屋が多い中、残業代請求をする体力がある人はそうそういませんからね・・
そんなにパン屋って過酷なの?テレビで言ってるやつって大げさに言ってるだけでしょ(笑)とか一般的に思うでしょう。
あれは現実です。
まぼろし~ではありません
もう一度言います
あれは現実です。
パン屋での労働環境
退職する前の5年ぐらいは
5時~23時まで会社にいました。早く帰れる時で19時ですが月に1-2回あればベストでした。
たまにネタで5時ー11時まで働いてますよって笑いながら言ってましたけど大体の人はドン引きでしたね、個人的には鉄板ネタだと思っていましたが(笑)
1日16~17時間労働
月のの労働時間は330時間~400時間
残業は月150~200時間(休憩時間除く)
1か月の休み6日
有給なし
これは自分が働いていた時の日常。
ちなみにこの仕事時間なのにディズニーの年パス持って結婚して子供3人いましたからね、正気じゃない。同業者からも頭狂ってるって言われました。最高の誉め言葉ですね。
基本給148000円
固定残業8万
店長手当1万
その他もろもろ合わせて
30万。手取りで24万ぐらい。
残業代請求の内容と流れ
簡単に書きますと
2017年11月頃から開業に向けての資金が確実に貯まらないと気付く(遅っ!)
そもそも店長になったのに給料が税金引かれて手取り8000円しか増えなかった。
でも残業は30時間分ぐらい増えた。
店長になったら給料増えるよ!って言われたから5年ぐらい頑張ったけどさすがに落胆加減が底辺を超えたため退職に向けて動き出す。
2018年6月、上司からのパワハラがハンパなく残業代請求をしようと決意!
ちなみにパワハラは「〇〇さん辞めさせたいから協力しろ」「早く帰りたいなら売り上げ伸ばすのが先」「俺は15時に帰っから^^」と絵に描いたようなクソ上司でした。。
弁護士に依頼
地元でサービス業に特化した弁護士と謳っていた事務所にお電話。
2-3回打ち合わせをし、自分の職場がどんだけブラックだったのかを認識させられる。
退職の8月までに証拠集めをする。
タイムカードはあんまりなかったのでメールの送信履歴・PCの操作履歴・警備システムの施錠履歴を集める。
退職後
2018年8月末に退職しました。結局有給も使わせてもらえず無事死亡。
翌日弁護士から会社に残業代請求しますよー、タイムカード開示しろー
って訴状が会社に行きました。
んで2週間ぐらいして返ってきたのが
残業代なんかありません。
固定残業です。
タイムカード開示しません。
雇用契約書?口頭だけだったからありません。
弁護士もこれみてタイムカードも開示しないなんて初体験ッッッ!って言ってました。
そもそもタイムカードを開示しないって罰金30万だし訴訟時に裁判官の印象が最悪になる。メリット何もないのに、というかこいつ改ざんするんでは?と考えてしまいました。
あと残業代請求したからか、健康保険の解約手続き、年金の手続き、退職の手続きを全くやってくれなくて10月に転職した時に会社から「社畜店長さん、年金と保険と会社抜けてないけど・・?」と言われたので嫌がらせされてました。ハイ。
この時点で和解の考えはなくなりましたね。
次回は訴訟提起~第一回訴訟の流れ、弁護士との打ち合わせ内容について。